日吉寄宿舎とは

いざ慶應義塾大学日吉寄宿舎へ

慶應義塾大学日吉寄宿舎は体育会所属の寮とは違い、一般の学生が入れる唯一の慶應義塾大学所属の寮です。大学の寮としての役割を果たすことから、大学の全ての学部の様々な学生と、一緒に生活することになります。相部屋(2人部屋または3人部屋)で生活していますから一人暮しでは決してなく、アパートのように、自分本意で生活できるところでもありません。ただ一方で、いったん溶け込めば一人暮しにはない楽しさを味わえるでしょう。みんなが楽しく生活したいと願っています。

委員長の挨拶

「春からの新生活はどこに住もうか。やっぱり自由な一人暮らしかな、それとも安い下宿かな。住むのはキャンパスが近いところがいいかな、それとも交通の便が良いところがいいかな、どうしようかな・・・。」 春から新生活を始めるにあたって、この悩みは誰もが通る道ではないでしょうか。 かく言う私もこの悩みを抱えていたうちの一人です。地方出身者であった当時の私にとって、東京という場所は華々しい憧れの場所でありながらも、どこか底が知れないような不気味さも持ち合わせていました。 ある日、両親が私に一枚のチラシを見せてきました。そこには慶應義塾大学日吉寄宿舎、という文字が。 「安いな。しかもなんかおもしろそう。」 これが日吉寄宿舎に対する私の第一印象でした。私は実際にこの日吉寄宿舎に住んで早二年半が経とうとしていますが、私の予想以上にこの寄宿舎はおもしろい。そして、私に多くのものを与えてくれました。 寄宿舎には様々な人が暮らしています。学部学科・学年・年齢の違いはもちろん、学業に励む人・アルバイトに勤しむ人・體育會に所属する人・資格取得に向けて頑張る人・ベッドでゴロゴロする人・・・。本当に様々です。このような多様性にあふれる環境に身をおく生活は本当に刺激的です。普通に大学生活を送っていたら確実に出会うことがなかった人たちとここでは出会うことができます。 また、寄宿舎という独特な環境だからこそできる思い出もあります。夜中にみんなでラーメンを食べに行ったり、仮装して街を歩いたり、誰かの誕生日をみんなで祝ったり、と挙げればきりがありません。このような経験からなる人間関係は他の環境では得難いものではないでしょうか。 一方で、寄宿舎ならではの苦労もあります。自治寮ならではの仕事に煩わしさを感じることもあるかもしれませんし、同期や上級生との人間関係に悩むこともあるかもしれません。しかし、自分の好きなことを存分にできる大学生という時期にこそ、苦労するということはとても大事なことだと私は思っています。寄宿舎で生活していく中で多くの壁にぶちあたりながらそれを乗り越えることで成長していく舎生もいます。 日吉寄宿舎にカラーはありません。その時々の舎生たちが様々なカラーを寄宿舎というキャンパスに描いています。もし、あなたがこれから住む場所に悩んでいるのなら、私たちとともに寄宿舎を彩る舎生になるのはどうでしょうか?

平成29年度委員長 経済学部3年 金澤慈友

自治寮に関して

慶應義塾大学日吉寄宿舎は自治であるため、舎の運営を大学ではなく生活者である我々舎生によって行わねばなりません。例えば、寄宿舎内の規定の策定、大学側との寄宿舎運営費の折衝、よりよい生活環境を得るための話し合いといったことから、舎費の集金、コピー機の管理、トイレットペーパーの補充といった小さなことまで、それぞれが舎生の仕事として責任を持って取り組んでいます。このように大小さまざまな仕事を効率よく行うため、私たちは委員会を組織し、寄宿舎内外にかかわる仕事を扱います。舎生は半期に一回委員会メンバーとなり、委員会メンバーは毎週1回の会議に参加する義務を負い、そこでそれぞれの仕事の進行状況や、問題点についての協議がなされます。

生活に関して

我々は当然普通の学生でありますから、いろいろな人間がいろいろな学生生活を楽しんでいます。サークルやバイトに没頭している者、資格試験の勉強に追われている者、1日中麻雀やゲームに興じてる者、夜になると目が輝き出し、酒瓶を片手に明け方まで語り合う者。皆それぞれのライフスタイルがあり、寄宿舎では多くの個性に非常に密接に触れる機会があります。これが一人暮しにはない楽しみです。

部屋の構成について

寄宿舎での生活は基本的に1部屋12畳3人の相部屋になります。それぞれ学年の違う3人が、くじ引きによって決められ、一年間暮らすことになります。つまり皆さんは最初、上級生2人と相部屋、ということになります。

設備について

共用設備としては、洗濯機、乾燥機、自販機、コピー機、ファックス、風呂、シャワーのほか、食堂、娯楽室、テレビ室、パソコン室、会議室、自習室があります。その他にも麻雀卓、ベンチプレス、ダンベル、また各部屋にインターネットの端子、無線LANがあるので、誰もがメールやインターネットを利用できます。自分のパソコンを持っていない人も共有のパソコンでインターネットを利用できます。ちなみにインターネット利用料は月額600円程度です。24時間使い放題です。

生活費について

寄宿舎は安い。とにかく安い。生活にコストがかからないとはどういうことなのでしょうか?高い家賃として支払うはずの大金を、自分という人間自身の啓発のために投資できるということなのです。舎内には、ひとつの物事に熱中して、その道を極めようとする人間が数多くいます。各種体育会・バイク・ダンス・格闘技・絵画・ピアノ・スノボ・バイオリン・麻雀・勉強・資格試験等。このように様々な価値観を持つ者同士が一同に集い、お互いを刺激しあう。それが我が寄宿舎における生活の本質なのです。生活費について具体的には、授業のある日の朝御飯、夕御飯、水道光熱費全て合わせて、月々3万円という破格の舎費となっております。

舎内のイベントについて

舎内のイベントは大きく分けて2つあります。1つは委員会が主催し出席が義務付けられている「委員会行事」と必ずではないが出席が望まれる「非委員会行事」です。前者の例としては4月下旬の土日に行われる新入生歓迎旅行、春に行われる寮内運動会、卒舎をする4年生を送り出す追い出しコンパなどがあります。後者としては5月に行われるダンスパーティー、慶早戦前日の夜から朝にかけて日吉から神宮まで歩く慶早ハイク、11月に行われるカクテルパーティーなどがあります。

人間関係について

寄宿舎における人間関係は一種の家族のようなものなのです。しかしそれは単に家族という、ただ親に迷惑をかけ、面倒を見てもらうものでは到底ありません。人に迷惑をかけず、集団生活の中で自己の責任を全うしたとき初めて仲間として認めてもらえ、結束が生まれのです。舎内の人間関係は大きく分けて2つあり、その一つが上下関係です。先輩は後輩をあるべき方向に導き、他の模範になるような行動をとる。後輩は先輩の指導を受け、お世話になった先輩に敬意を払う。そういう関係によって普段の生活では得られないものを得ることが出来るのです。そして寄宿舎のもう一つの人間関係が同輩との関係です。4年間ひとつ屋根の下に住み、同じ釜の飯を食うということは相手のよい部分だけではなく、嫌な部分も見えてきます。しかしそれを乗り越えていくことで血より濃いつながりが生まれ生涯の大切な友人となるのです。 更に詳しく知りたい方は入舎案内(入舎案内の項にございます。)をご覧下さい。